確定申告

確定申告のスケジュールはいつから?準備・提出・納税までの5ステップを解説

sada_blog

フリーランス税理士として活動している「やっぴー/佐田一紀」です!
「自由」が欲しくてフリーランスになった方向けに「AI・ITによる効率化」「お金の話」「PCガジェット」について情報発信しています!


フリーランス(個人事業主)が避けては通れない「確定申告」

確定申告が初めてのフリーランスは

「まず何から始めたらいいの?」
「いつまでにすればいいの?」

と、悩むこともあるでしょう。

そんな悩みを解決するために、この記事では確定申告のスケジュールと順番について説明します!

この記事を読めば「いつから」「何をすべきか」がわかります!

いつ確定申告をするのか

確定申告をする時期は決められています。

まず意識したいのが所得税の確定申告期限である3月15日です。

フリーランスの方は「1月1日から12月31日までの事業の収支」を計算して、翌年の3月15日までに所得税の確定申告書を提出しないといけません。

さらに消費税の申告が必要な場合は、3月31日まで消費税の確定申告をする必要があります。

税金の種類ごとに確定申告書の受付期間を整理すると次のようになります。

税金の種類納税か還付か受付期間
所得税納税2/16~3/15
還付1/1~
消費税納税も還付も同じ1/1~3/31

所得税は確定申告の内容が納税か還付かによって、受付開始日が違います。
また所得税は期限が3月15日なのに対して、消費税は期限が3月31日になっています。

受付期間と期限をわかりやすく図にしてみます。

受付開始日や期限がまちまちですが、基本的には2月16日~3月15日の間に所得税と消費税のセットで確定申告を済ます、と考えればOKです。

所得税が還付になる方は、早く還付金を受け取るために2月16日よりも前に確定申告をすることも可能です。

初めて確定申告をするフリーランスは、納税なのか還付なのかは確定申告書を作成してみないとわからないと思います。

ひとまず「納税」になることを前提に2月16日~3月15日を期限と考えてください。

また、消費税については期限が所得税よりも後の3月31日なっています。

ただ消費税についても所得税と一緒に3月15日までに終わらせるのがオススメです。
消費税は所得税と同じように「決算書」をベースに計算します。

つまり決算書と所得税の確定申告書が完成する状態であれば、消費税の確定申告書もセットで完成するということです。

所得税も消費税も3月15日までに申告・納税を済ますことを目指しましょう。

確定申告期限が土日祝休みの場合

確定申告の期限日が土日祝休みの場合は税務署が営業していないため、申告期限が翌平日に延長されます。

令和7年(2025年)分の所得税確定申告書の申告期限は、令和8年(2026年)3月15日が日曜日のため、3月16日㈪が申告期限になります。

確定申告のスケジュール

確定申告書を2月16日~3月15日を目安に提出するための、スケジュールを確認しましょう。

2月16日~3月15日は申告書を提出し、納税をする期間です。

申告書の作成やその準備は、1年間の取引がまとまる12月末から翌2月上旬にかけて前もってやっておく必要があります。

確定申告の準備から納税完了までのスケジュール(STEP)は次のとおりです。

各STEPでやるべきことを簡単にみてみましょう。

STEP1 書類準備

決算書と確定申告書を作成するにはその元となる情報が必要です。

決算書を作るために必要となる主な書類

決算書は1年間の事業収支をまとめたものです。つまり日々の収入や支出をまとめる必要があります。

日々の収入や支出のベースとなる書類は次のようなものがあります。

  • 現金の入出金をまとめた帳簿(現金出納帳)
  • 事業用銀行口座の通帳、取引明細
  • 売上の請求書控え
  • 仕入、経費のレシート・領収書
  • 商品の在庫管理表 など

STEP2で会計ソフトに仕訳入力するために、まずは1年間の取引のもとになる書類を整理することから始めます。

確定申告書を作るために必要となる主な書類

決算書は事業の収支(事業所得)をまとめた書類です。

一方、確定申告書には事業所得の他に給与収入などがあれば、それも記載する必要があります。

また生命保険控除や社会保険料控除などの税額を減らす「所得控除」も確定申告書に記載します。

事業所得以外の収入や所得控除のベースとなる書類は次のようなものがあります。

  • 給与の源泉徴収票
  • 上場株式の譲渡・配当について特定口座年間取引報告書
  • 生命保険料の控除証明書
  • 地震保険料の控除証明書
  • iDeCoや小規模企業共済の控除証明書
  • ふるさと納税の寄付金領収書
  • 国民年金保険料の控除証明書
  • 国民健康保険料の領収書や口座振替通知書
  • 医療費控除のための医療費領収書や医療費の通知書 など

基本的には勤務先や保険会社、行政が作成してくれます。
医療費やふるさと納税などは、支払ったときの領収書が必要です。

12月~翌1月頃にはだいたいの書類が手元にそろうことになります。

もし失くしてしまうと再発行に時間がかかります
必要な書類がそろっているかを早めに確認して、失くしているものがあれば再発行を依頼しましょう。

STEP2 決算書の完成

必要な書類の準備ができたら、確定申告書につける「決算書」から作成します。

この記事では詳細な作成方法は割愛しますが、マネーフォワードやfreeeなどの「会計ソフト」に日々の取引を入力して作成します。

1年分の取引をまとめて入力するのは大変なので、できる限りこまめに入力することをオススメします。

簿記の知識が必要なこともでてくるので、自分で作成することが難しいと思ったら「税理士」に依頼することも考えてみましょう。

STEP3 確定申告書の作成

決算書ができたら次は確定申告書を作成します。

こちらも詳細な作成方法は割愛しますが、主な作成方法は次のようなものがあります。

  • 国税庁の確定申告書作成コーナーで自分で作る
  • 会計ソフトに付属する機能で自分で作る
  • 国税庁のホームページから確定申告書を印刷し、手書きで作る(難易度が高く、手間もかかるのでオススメしません。)
  • 税理士に依頼する
  • 税務署が設置した「確定申告会場」で相談しながら作る(エリアによって開設時期などが違う) など

今は国税庁でスマホからでも作成できるように環境が整ってきています。
国税庁の確定申告書コーナーや会計ソフトの機能であれば、必要な情報を入力すれば税額を自動計算する機能がついています。

確定申告書を自分で作る自信がない場合は早めに税理士に依頼したり、税務署への相談をオススメします。

STEP4 確定申告書の提出

確定申告書が完成したら、税務署に提出(申告)をします。

税理士に依頼していれば、税理士から税務署に提出をしてくれます。

自分で作成した場合は、e-Taxというオンラインで申告書を提出する機能を使うか、印刷した確定申告書を税務署に郵送・持参で提出します。

STEP5 納税(還付)

最後に納税の手続きです。

確定申告書に納税する金額が記載されているので、それを納税します。
主な納税の方法は次のとおりです。

  • 事前に手続きをして口座振替、インターネットバンキングによる送金をする
  • クレジットカードやPayPayなどで支払う(限度額あり)
  • 税務署で納付書を入手し、銀行窓口に持参して支払う

確定申告書だけでなく納税手続きも期限(所得税3/15、消費税3/31)までにする必要があります。

還付の場合は、銀行などでの手続きは不要です。
申告内容や混雑状況にもよりますが、e-Taxでの提出であれば2週間程度、書面での提出であれば1カ月程度で、指定した銀行口座に還付されます。

まとめ

この記事では確定申告の大まかなスケジュールを見てみました。

個人事業主が一斉に申告手続きをするので、それをサポートする税務署、税理士、会計ソフト会社も忙しく、なかなか思ったように相談できないこともあります。

自分で作成する場合も、税理士に頼む場合も早めの準備・相談がオススメです!

ABOUT ME
やっぴー/佐田一紀
やっぴー/佐田一紀
税理士・CFP®認定者
岡山でフリーランス税理士として仕事をしています。「自由」が欲しくてフリーランスになった方向けに「AI・ITによる効率化」「お金の話」「PCガジェット」について情報発信しています!
記事URLをコピーしました