「Google Workspace」最安プランと標準プランの内容を比較!AIを活用するフリーランス向けなのはどっち!?
フリーランス税理士として活動している「やっぴー/佐田一紀」です!
「自由」が欲しくてフリーランスになった方向けに「AI・ITによる効率化」「お金の話」「PCガジェット」について情報発信しています!
みなさん、Googleの便利なサービス、ビジネスで使いこなせていますか?
「無料のGmailで十分じゃない?」と思いつつも、信頼性を高めるために有料版のGoogle Workspaceを検討している方も多いはず。
でも、プランがいっぱいあって「結局、従業員を雇わない“ひとり社長”や“フリーランス”にはどれが最適なの?」と迷ってしまいますよね。
特に最近はAI活用の視点も外せません。
そこで今回は、Google Workspaceの最安プラン(Starter)と標準プラン(Standard)を比較して、あなたのワークスタイルに合うプランを見つけるお手伝いをします!
AIを使い倒すなら標準プラン「Standard」一択!
まずは結論……
「大量のデータをクラウドに保存してどこで仕事ができるようにしたい」
「生成AI(GeminiやNotebookLM)をビジネスにフル活用したい」
という方は、迷わず「Standardプラン」を選んでください。
一方で、
「とりあえず独自ドメインのメールが使えればOK」
「AIはたまに触る程度」
という方は、最安プラン「Starterプラン」で充分です。
なぜそう言い切れるのか? 詳しい理由を順を追って見ていきましょう。
Google Workspaceで何ができるのか
そもそもGoogle Workspaceって何?という方のために、ざっくり説明すると
「Googleが提供するビジネス用ツールセット」です。
Microsoft 365 Copilotアプリ(旧称: Office/WordやExcelなどのこと)のGoogle版と考えてもらうと分かりやすいです。
主なツールと、Microsoft製品との対応関係をまとめてみました。
| 主な用途 | Google Workspace | Microsoft 365 (Office) |
| メール | Gmail | Outlook |
| 文書作成 | ドキュメント | Word |
| 表計算 | スプレッドシート | Excel |
| プレゼン資料作成 | スライド | PowerPoint |
| クラウドストレージ | ドライブ | OneDrive |
| ビデオ会議 | Meet | Teams |
これらがすべてセットになっていて、しっかりとしたセキュリティで使えるのがGoogle Workspaceの魅力です。
料金概要:フリーランスに関係あるのは2つだけ!
Google Workspaceには主に4つのプランがありますが、私たちのようなフリーランスが検討すべきなのは「Starter」と「Standard」の2つだけです。
上位の「Plus」や「Enterprise」は、従業員間での情報・データ共有の必要性が高い企業や、高度なセキュリティ管理が必要な大企業向けなので、今回は割愛します。
| プラン名 | Starter (最安) | Standard (標準) | Plus | Enterprise |
| 月額料金 (1年契約プラン) | 800円 | 1,600円 | 2,500円 | 要問い合わせ |
| 月額料金 (月払いプラン) | 950円 | 1,900円 | 3,000円 | 要問い合わせ |
※料金は1ユーザーあたりの月額(日本円)です。別途消費税がかかります。
1年契約プランの場合、Starter月額800円とStandard月額1,600円。
倍の価格差がありますが、その差額に見合う価値がStandardにあるのでしょうか?
StarterとStandardの主な違いを比較
ここからは、StarterとStandardの主な違いを深掘りしていきます。
まず前提として、「独自ドメインのGmail(例: info@yappy.com)」が使える点はどちらも同じです。独自ドメインを持っているという信頼感はStarterでも十分確保できます。
では、何が違うのか? 大きなポイントは以下の4点です。
- ドライブの保存容量:30GB vs 2TB
- Google Meet(ビデオ会議)の録画機能
- カレンダー予約機能
- AI機能(Gemini & NotebookLM)の使用制限
①ドライブの保存容量:30GB vs 2TB
クラウドでデータを大量に扱うかどうかで差が出てきます。
Starter: 1ユーザーあたり 30GB
Standard: 1ユーザーあたり 2TB
30GBは、大量の写真データやデータ量の多いPDFファイルがあると埋まってしまう量です。
一方、2TBあれば動画編集などの重いデータを扱わない限り、日々のビジネスで扱うデータを充分に保存できる容量です。
②Google Meet(ビデオ会議)の録画機能
クライアントとのWEB打ち合わせで使うGoogle Meetにも違いがあります。
参加人数: Starterは100人まで、Standardは150人まで。
録画機能: Standardのみ録画が可能
重要なのは録画機能の有無です。オンラインでセミナー業をしていて、あとからセミナーでの発表の様子を振り返りたい方などは録画機能があるStandardをおすすめします。
③カレンダー予約機能
Googleカレンダーには、相手に空き時間を公開して予約してもらう「予約スケジュール機能」がありますが、ここにもプランによる違いがあります。
クライアントの方から予約時間を選んで欲しいという業種の方は、重要な差になってきます。
| 主な機能 | Starter | Standard |
| 予約ページの作成数 | 1つだけ | 複数作成可 |
| リマインダーメール | × | 自動送信OK |
Starterの場合:1種類の予約ページしか作れません。
例えば「60分の初回相談」というページを作ったら、それ以外(例:30分の打ち合わせ、有料コンサル)のページは作れないため、用途が限定されます。
Standardの場合:予約ページを複数作れるのが強みです。
「無料の初回ヒアリング(30分)」
「有料スポットコンサル(60分)」
「顧問契約者様専用(90分)」
このようにメニューごとに専用の予約URLを発行できます。
さらに、Standardの場合はクライアントに「リマインダーメールの自動送信」を送ることができます。
④AI機能(Gemini & NotebookLM)の使用制限
無料版との違い
「AIを使って仕事を効率化したい」と考えているなら、ここだけでも読んでください。
まずGoogle Workspaceで提供される生成AI「gemini」では、無料版のgeminiと違いユーザーが入力した情報がgeminiの学習に使用されることはありません。
引用
「Gemini では、組織のデータのプライバシーと安全性がどのように確保されますか?
Google Workspace に格納される組織のデータは、お客様のデータであるため、Gemini モデルのトレーニングや改善、または広告のターゲット設定に使用されることはありません。Gemini は、Workspace でユーザーがアクセスできる関連コンテンツのみを取得し、ユーザー プロンプトや生成された回答が他のユーザーや組織と共有されることはありません。Workspace 内の機密データへの Gemini によるアクセスは、組み込みのデータ損失防止(DLP)、Information Rights Management(IRM)、クライアントサイド暗号化(CSE)の制御によって制限できます。詳しくは、Generative AI in Workspace Privacy Hub(Workspace の生成 AI に関するプライバシー ハブ)をご覧ください。」
ビジネスで機密情報の漏洩に気を付けながら、生成AI「gemini」を活用していくのであればGoogle Workspace上でのgemini活用が必須となります。
使用制限
Google Workspaceで提供しているAI機能についても、プランによって一日に利用できる回数の制限が違います。
① Gemini
ChatGPTのような対話型AIです。メールの文面作成、アイデア出し、翻訳、プログラミングのコード生成など、日々の業務をサポートしてくれます。
1日あたりの利用回数の違いがあります。
現在geminiの最新バージョンは「3.0pro」ですが、Googleのサイト上では各プランの具体的な利用回数制限の記載はありません。
参考として前バージョンの「2.5pro」では、starterは一日およそ5件、standardは一日100件となっていました。
より高度な思考をしてくれる「pro」を毎日使い込みたい方は、standardがおすすめです。
② NotebookLM
手持ちのPDF資料やWebサイトのURLを読み込ませて、「この資料の内容に基づいて回答して」と質問できるAIです。
Geminiとの違いは、「読み込ませたソース(資料)に基づいた回答しかしない」ことです。資料に書いていないことは回答しないため、嘘をつきにくく、リサーチ業務に最適です。
Standardにすると、読み込める資料の数が「5倍」になります。
こちらも具体的な数値の記載がありませんので、実際に使ってみて制限が気になるようであれば上位プランを選択することをおすすめします。
Starter: 一般的なアクセス
Standard:1つのノートブックあたりの「ソース(資料)数」「音声概要」「クエリ」の上限が5倍。作成できるノートブックの総数も5倍
大量の論文や契約書、過去のプロジェクト資料を読み込ませて分析したい場合は、standardがおすすめです。
※上記は記事執筆時点での比較です。詳細はGoogle公式ヘルプもあわせてご確認ください。
どっちがいい?あなたのタイプ別診断
これまでの比較を踏まえて、あなたに合うプランを選んでみましょう。
- まずはコストを抑えて利用したい。
- 独自ドメインのGメールアドレスさえ持てればいい。
- Googleカレンダーで自分の予定管理ができれば十分。
- 大きなデータはPC本体や外付けHDDに保存する。
- あらゆるデータをクラウド(Googleドライブ)に保存して、どの端末からでも仕事がしたい。
- オンライン会議を録画して、後で振り返りたい。
- カレンダーの予約機能があると便利な業種の方
- GeminiやNotebookLMなどのAIを、使用制限を気にせずガッツリ業務に使いたい。
あとからプラン変更できる?
変更は可能です!
Google Workspaceは契約途中でもプランのアップグレード(またはダウングレード)ができます。
「最初はStarterで始めて、容量が足りなくなったり、AIをもっと使いたくなったらStandardにする」というスモールスタートも賢い方法です!
まとめ
今回はGoogle Workspaceの「Starter」と「Standard」を比較しました。
- Starter (¥800/月): コスパ重視。保存容量とgoogleのAI利用にこだわらない方向け。
- Standard (¥1,600/月): 容量2TBで安心。AIの制限緩和が大きなメリット。
「AI活用」がフリーランスの生存戦略になりつつある今、月額プラス800円でAIの制限が大幅に緩くなるStandardプランは、実はかなりコスパが良い投資だと言えます。
ぜひ、あなたの働き方に合ったプランを選んで、快適なフリーランスワークライフを送ってくださいね!
